犬に限らず、ペットを飼っている場合は、飼い主さんが1日中見守ってあげることが望ましいです。
しかし、仕事があったり急な用事が入ったりして、ペットをしばらく留守番させなければいけないこともあるでしょう。
そのような場合は、どうすれば上手に留守番させられるのでしょうか。
また、どれくらいの時間なら家を空けていても大丈夫なのでしょうか。
今回は、私とオレオを経験を通して、犬を留守番させるときの3つのコツと、留守番が可能な時間について解説します。
Contents
犬を留守番させるときの5つのコツ

やむなく犬に留守番をさせる場合、少しでも犬が家で落ち着いて過ごせるように配慮してあげることがコツとなります。
それによって、いたずらなどをしないで、上手に留守番ができるようになるはずです。
そして、そのコツは5つあります。
- クレートトレーニングをする
- おもちゃを置いておく
- 飼い主の声を聞かせる
- いつもと同じ環境に近付ける
- 留守番前に疲れさせる
一つずつ順番に見ていきましょう!
①クレートトレーニングをする
クレートとは、柵付きの狭いボックスのことです。

狭くて可哀想だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、犬は本来狭いところで眠る生き物なので、広いお部屋よりも狭くて暗いクレートの中の方が落ち着いて過ごせます。
オレオなんて、ベッドの下に収納してある荷物と荷物の間に挟まって落ち着いていることがあるくらいなので、狭いとこ好きは本当のようです。
なので、クレートはワンちゃんにとってうってつけですね!
日ごろからクレートに慣れさせておいてあげると、家の中に安心できる居場所ができるので、犬も安心してお留守番できるでしょう。
クレートトレーニングは、次の手順で行っていきます。
- 犬が見ていないときにクレートの中に毛布やタオルを敷き、おやつやおもちゃを隠す
- 犬が中に入ったら褒める
- ①②を繰り返し、中に入るといいことがあると認識させる
- おやつなどがなくても自然にクレートに入ることができたら褒めておやつをあげる
- クレートに入ってからおやつをあげるまでの時間を長くする
(マテや伏せをさせてもOK) - ⑤までを繰り返し、犬が自然にクレートに入って中でくつろぐようになればOK
一日でいきなりできるようになる訳ではないので、長時間留守番をさせることがわかっている場合は前もってトレーニングを繰り返し行ってあげるといいですよ!

オレオはクレートの代わりにトイレやお水も置いておけるハウスでトレーニングを行いました。
なのでお留守番の時はいつもハウスに入ってもらっています。
一般的なクレートと同じように暗くしてあげたければ、ハウスに毛布を掛けるといいですよ。
犬は暗いところだと落ち着いて眠ってしまう習性があるので、その方がいいかもしれません。
まずは、クレートやハウスに慣れさせて、一人でお留守番中でも安心して過ごせるスペースを作ってあげるところから始めましょう。
ちなみに、オレオはハウスやお留守番に慣れすぎて、私が出かけるときも帰ってきたときも、特に寂しがる様子や、思いっきり喜ぶ様子などはなくとてもクールです。

それはそれで少し寂しい私です。(笑)
でもこれは、「絶対に帰ってきてくれる」というオレオから私への信頼があるからこそなので、喜ぶべきですね!><
②おもちゃを置いておく
飼い主さんがいない間、犬はどうしても寂しい思いをしますし、暇をもてあそんでしまいます。
でも、おもちゃを置いておいてあげれば、それで遊んで気を紛らわすことができます。
特に、知育おもちゃは頭を使うので、夢中になって楽しめるでしょう。
ワンちゃんのボケ防止にも繋がります!
オレオはハウスでのお留守番中はずーっと寝ているみたいで、おもちゃを置いていても遊んだ形跡がありません・・・。
ですが、お留守番ではなくて、お風呂に入るときなど、少しだけ一人になる時間は、おもちゃを使っているようです。
そこで先日知育おもちゃを買ってみました。
中におやつやフードを入れることができて、それを出して食べるために犬が頭を使うようになるというものです。
オレオはおもちゃを手で押さえたり、口でくわえて逆さまにしたり、試行錯誤して遊んでいます。

私は結構長風呂をしてしまうのですが、出てきてもまだ夢中で遊んでいるので、私がいなかったことなど気付いていないのではないかと寂しくなることがあります・・・(笑)
でも、それくらい夢中になって遊んでくれれば、寂しい思いをする暇がないので安心ですね!
③飼い主の声を聞かせる
通販サイトや家電量販店などで、留守番中のペットの様子を見守ることができるカメラが販売されています。
中には、スマホを利用して、離れた場所から声をかけることができるタイプもあります。
長時間家を空ける際は、こういったデバイスを利用して声を聞かせてあげることで、飼い主が近くにいると安心させることができるので、上手に留守番をさせることができます。
オレオの場合はお留守番中ずーっと寝ているので声をかけることはあまりないのですが、一度私が外出していてオレオと婚約者が二人きりだった時に、電話で声をかけたことがあります。
オレオはなぜか婚約者と二人だとハウスやソファの下から出てこないそうなのですが、その時は、私が声をかけると尻尾を振って出てきてくれました。
そのあとは、私も近くにいると思ったのか、安心して婚約者の膝の上で寝ていたとのことです。

人間も家族やパートナーなど、好きな人や信頼している人の声を聞いて安心することがあると思いますが、犬も同じなのかもしれませんね!
④いつもと同じ環境に近付ける
お留守番中でも、いつも飼い主がいるときと同じ環境にすればストレスを軽減してあげることができます。
私もオレオを留守番させるときは、電気やテレビを付けたままにしておきます。
電気は眠れるように少し暗め、テレビも音を小さめにはしますが、それでもいつもと違う真っ暗で静かな環境よりは、不安にならずに落ち着いて過ごすことができるのではないかと思います。
⑤留守番前に疲れさせる
お留守番中にぐっすり眠ることができれば、犬は寂しさを感じることなくリラックスして過ごすことができます。
できるだけストレスを感じずに、落ち着いて過ごして欲しいので、お留守番中はぐっすり眠れるように工夫してあげましょう。

その方法として私がオレオにやっているのは、お留守番前に思いっきり遊んで疲れさせることです。
おもちゃを使って引っ張り合いっこをしたり、鬼ごっこをして走り回ったりしています。
写真のように、出かける前から既に眠りに落ちそうになっていることもあります。(笑)
もしくは、長めにお散歩に行くのもいいと思います。
とにかく、疲れて眠ってしまえばお留守番も一瞬で終わります。
犬も人間も、嫌なことはできるだけ早く終わりにしたいですよね!
それに、お留守番前に飼い主さんと楽しい時間を過ごすことができれば、ワンちゃんも納得していってらっしゃいと送り出してくれるような気がします。
- クレートトレーニングをする
- クレートやハウスに慣れさせ、一人でお留守番でも安心して過ごすことができるスペースを用意してあげる。
- おもちゃを置いておく
- おもちゃに夢中になれば飼い主がいない寂しさを紛らわすことができる。
- 特に、知育おもちゃは頭を使うのでより夢中になって遊べる。
- 飼い主の声を聞かせる
- 見守りカメラなどで様子を確認し、声をかけることができる。
- 飼い主が近くにいると思い、犬が安心できるようになる。
- いつもと同じ環境に近付ける
- 飼い主がいるときと同じ状況を作ることでストレスを軽減させる。
- 電気屋テレビをつけたままで出かけるなど。
- 留守番前に疲れさせる
- お留守番中にぐっすり眠って過ごすことができれば、お留守番をストレスに感じなくて済む。
- 思いっきり遊ぶか、長めにお散歩に行くなど。
犬はどれくらいの時間なら留守番させても大丈夫?

それでは、犬は最長どれくらいまでの時間ならお留守番をさせることができるのでしょうか。
個体差はありますが、健康な成犬なら10時間くらいは大丈夫だと考えられているようです。
実際、共働きの家庭では犬にそれくらいの留守番をさせるケースも多いでしょう。
ただし、性格によっても留守番できる時間は変わってきます。
例えば、子犬の頃からお留守番をする機会が多かった子は、お留守番に慣れているし、飼い主が出かけても必ず帰ってくることがわかっているので、長時間でも比較的上手にお留守番をすることができます。
しかし、子犬の頃から飼い主さんにべったりだった子がいきなり長時間一人で置いて行かれてしまったらストレスでイタズラや粗相などの問題行動を起こしてしまう可能性があります。
あなたのワンちゃんがどれくらい一人でいられるのか把握するためにも、短い時間から初めて、お留守番することに徐々に慣らしていくといいですね。
オレオも最初は数十分から初めて、徐々に時間を延ばしていきました。
でも家に来た初日から寝るときはオレオだけリビングだったので、今思えばそれもお留守番の練習になっていたかもしれません。

そういえば、オレオは初日夜一人で寝かされても吠えることなく朝までぐっすり眠っていましたね・・・
もともと一人に慣れてる子だったのかしら・・・
だとしても、一人のお留守番は寂しいはず。
できるだけ工夫して、落ち着いて過ごせるようにしてあげたいですね。
まとめ

どれだけ犬を可愛がっていても、お留守番をさせなければいけない機会はきっとあるでしょう。
その時のために、犬の居場所を家に作ったり、獣医さんに相談するなど、事前に準備をしておくと安心です。
犬が落ち着いて飼い主さんを待てる環境を整えてあげることが、上手に留守番させるコツというわけですね。
犬を飼うと自分の行動が制限されてしまい、全て犬に合わせて動かなければならないと思っている方も多いと思います。
もちろん、ずっと一緒にいてあげられるに越したことはないのですが、あなたの生活だって大切にしていいんです。
でもそのために、犬が寂しい思いをしなくて済むように、最大限の工夫はしてあげる必要があります。
そうすれば、あなたもワンちゃんも安心して自分の時間を過ごすことができます。
その後は、頑張ってお留守番してくれたワンちゃんのことをたくさん褒めてあげてくださいね!
少しの工夫で、あなたにとっても、ワンちゃんにとってもストレスのないワンダフルライフを楽しんでください!
最後までお読みいただきありがとうございました^^
こんにちは!おりな&オレオです!
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