犬を飼っている方が引っ越しをする場合、どうやって引越し先に移動させるのか、手続きはどうするのか、引越しによる犬のストレスにどう対処すればいいかなど、困ることや分からないことが多いのではないでしょうか?
私もオレオと初めての引っ越しの時はわからないことだらけで戸惑いました。
ここでは、私がオレオと2回の引越しをした経験を基に、犬と一緒に引越しをする方法と必要な手続き、犬のストレスへの対処法についてご紹介します。
Contents
引越し時の犬の移動方法

まず、引越し先に犬を連れていく方法をご紹介します。
犬の移動方法は主に3つです。
- ペット専用の輸送業者を利用する
- 自家用車またはレンタカーで移動する
- 公共交通機関を利用する
それでは順番に見ていきましょう。
①ペット専用の輸送業者を利用する
犬を引越し先に移動させるには、ペット専門の輸送業者を利用するといいでしょう。
輸送業者を利用すれば、国内どこでも犬を連れていくことができます。
小型県から大型犬まで対応しており、犬種問わず利用が可能です。
私は自分が引越しする時に輸送業者は使わなかったのですが、移動距離が長かったり、新幹線等に乗れない大型犬等の場合は、輸送業者を利用する方が安心かもしれませんね。
調べたところ、引越し業者のヤマトさんがペットの輸送も請け負っているみたいです。
また、他にも大切なペットを引越し先まで送り届けてくれる業者もありました。
ヤマトホームコンビニエンス | 犬・猫などのペットの輸送 (008008.jp)
ワンニャンキャブ|日本全国 ペット 輸送・引越し・宿泊|日本動物輸送株式会社 (one-field.com)

サイト経由でお見積もりもできるみたいなので、これから犬を連れたお引越しを考えている方は一度覗いてみてください!
②自家用車またはレンタカーで移動する
次に、自家用車やレンタカーで移動させることも可能です。
オレオの一回目のお引越しは、関西の実家から私が一人暮らしを始めた関東のマンションへの移動でした。

この時は、オレオのハウスやトイレ、ベッド、食器などもあったので、実家の両親が車でオレオを連れてきてくれました。
この写真はお引越し中の車の中で撮影されたちょっと不満げなオレオです。(笑)
長距離の移動は疲れたかな・・・?
自家用車やレンタカーのいいところは、途中で自由に休憩ができるところです。
この時も、オレオはいろんなサービスエリアに併設されているドッグランで適宜休憩しながら長旅をしてきてくれました。
そしてその2年後、私が彼と同棲を始めるタイミングでオレオの2回目のお引越しがありました。
この時はお互い一人暮らしで荷物も少なかったため業者等には頼まず自分たちで引越し作業を行う関係で、レンタカーを借りていました。
そしてオレオは専用のキャリーケースに入ってもらい、2時間弱くらいで新居に到着しました。
この時は、たまたま彼の元の家から新居がそう遠くなかったので新居近くで車を借りてもらった関係で乗り捨てはしなかったのですが、レンタカーは乗り捨てというサービスがあり、借りた場所と違う店舗で車を返すことができるので、元の家近くで借りて新居近くで返すということも可能です。
また、別料金になる可能性はありますが、事前に連絡しておくことで、犬などのペットを乗車させることが可能です。
匂いが付いたり汚れたりしてしまう可能性があるので、車の中で犬を解放することができないことが多いです。
短時間の移動であればいいのですが、長時間になる場合は、車内ではオレオのようにキャリーケースに入ってもらい、途中で休憩しながら移動することで犬のストレスを軽減しながら新居に向かいましょう。

ただ、いきなりキャリーケースに入れられるのは怖いかもしれないので、事前にお家で慣らしてあげるようにするといいと思います。
③公共交通機関を利用する
そして、小型犬なら公共交通機関を利用することもできます。
お引越しではないですが、実家への帰省やちょっとしたお出かけの際は、オレオにキャリーケースに入ってもらい、電車やバス、新幹線で移動をしています。
ただ、大きさに制限があるので小型犬以外は難しいですし、途中で鳴き出すとひどい場合は一度下車する必要があります。
あなたのワンちゃんが大丈夫そうであれば、公共交通機関の利用も検討してみてはいかがでしょうか?
- ペット専用の輸送業者を利用する
- 引越業者や専門の業者が犬種問わず国内どこでも輸送してくれる。長距離の移動や、電車等に乗ることが難しい大型犬の場合に便利。
- 自家用車またはレンタカーで移動する
- 自家用車やレンタカーの場合、途中で自由に休憩することができるため、長距離移動に伴う犬のストレスを軽減しながら移動することができる。
- レンタカーは事前に連絡することでペットを乗せることが可能な場合があるが、車内で解放することは難しいため、途中で休憩するなど必要。
- 公共交通機関を利用する
- 小型犬であればキャリーケースに入れるなどして全身を覆うことで公共交通機関の利用が可能。
- 大型犬や、途中で激しく鳴き出してしまう子は乗車が難しいので、事前に自分の犬の適正について検討が必要。
引越し後に必要な犬の手続き

日本で犬を飼うには、狂犬病対策のため市町村に届け出をする必要があります。
転居前に役所で相談し、鑑札と注射済票を交付してもらいましょう。
私の関西の実家や、関東で一人暮らしをしていた市町村では、注射を打つとその場で鑑札と注射済票がもらえたのですが、そうでない市町村の場合は事前に交付してもらう必要があります。
同じ市町村の場合は、転居届の提出と同時に手続きを済ませることができます。
私とオレオは2回とも全く違う市町村に引越しをしたので、役所に届け出る必要がありました。
元の市町村で交付された監察と注射済票を持って引越し先の役所に行き、引越しによりペットの住所を変えたい旨を伝えると、適当な窓口に案内してもらえるので、必ず対応してください。
引越しに伴う犬のストレス対処法

引越し先では、しばらく犬の様子を見て、ストレスになっていないか気にかけてあげましょう。
犬がストレスを感じているサインとして、以下のようなものがあります。
他にもたくさんあると思いますが、ここでは次の4つの例についてご紹介します。
- トイレをしない
- 元気がない
- よく吠える
- 胃腸の調子が悪い
それでは順番に見ていきましょう。
①トイレをしない
単純にトイレの場所が分からないという場合もありますが、引っ越しがストレスの原因となって落ち着いてトイレができないという可能性も考えられます。
野生の頃は、トイレ中は無防備なので敵に狙われてしまう可能性がありました。
その名残で、安心できないとトイレを我慢してしまうことがあるそうです。
引越しで知らない土地に来たばかりの時は、そこがどこだかわからず不安になっている可能性があります。
同じ型のトイレを設置する、トイレの周りに犬が落ち着けるアイテムを置くなどして工夫してあげましょう。
私の場合は、実家で使っていたトイレをそのまま持ってきて設置しています。
オレオはもともとトイレはお散歩中に済ませるタイプで、新居到着後すぐリフレッシュかねて外に軽く散歩に出かけましたが、問題なくトイレできました。
オレオは結構図太い性格な気がするのですが(笑)、中には繊細な子もいます。
環境の変化は人間にとっても大きなストレスとなることがありますし、犬にとっても同じです。
必ず様子を見て、安心できるように環境を整えてあげてください。
②元気がない
引越し後しばらくは、散歩に行ったり遊んだりする際に元気が見られないことがあります。
しかし、だからといって散歩に連れて行かないのは、余計にストレスをためる原因となってしまうので注意が必要です。
車や通行人の少ない裏通りなどから始めて、少しずつ新しい土地に慣れさせてあげましょう。
オレオの場合は、元気がなくなることはなく、むしろしばらくずっと活動的でしたね。
そこまで広くもないのですが、家中をくまなく探索したり、お散歩中もあっち行ったりこっち行ったり・・・慣れるまで一日中ずっとゴソゴソしてました。(笑)

もしかしたら、オレオも初めての場所で緊張していたのかもしれません。
安心できるように、身の回りを調べていたのかもしれませんね。
③よく吠える
ストレスによって、よく吠えるようになることも考えられます。
放置すると近所迷惑にもなるので、何が原因で吠えているのかを見極めて、少しでも落ち着いて過ごせるよう工夫してあげましょう。
大きな音を立てない、通行人が視界に入らないようにする、などがポイントです。
オレオも外で人が話している声が聞こえてくると吠え出してしまいます。
とはいえ、外の人をコントロールすることはできないので、窓を閉めて外の音を聞こえにくくしたり、テレビをつけてごまかしたりしていました。
ある時動物病院で教えてもらったのですが、外の人や犬の声に過剰に反応してしまうときは、名前を呼んでおやつを与えるといいそうです。
その時、名前を呼んで近くに来させて、しばらく待てをさせてからおやつを与えるのがポイントです。
待っている間に犬が落ち着くことができます。
待つ時間もできるだけ長い方がいいそうです。(長ければ長いほどなんで吠えていたか忘れてしまうそうです。)
そのため、日ごろから長い待ての練習をしておくと、突然吠え出してもすぐに対処することができます。
オレオも、最初は1分から始めて2分、3分と時間を延ばしていき、今では5分くらい待てるようになりました!

5分も待たせていると、私の方が忘れてしまって、オレオがふにゃふにゃ文句を言ってくることがあります。(笑)
④胃腸の調子が悪い
人間と同じように、犬もストレスで胃腸を悪くしてしまうことがあります。
特に、下痢が続く場合は脱水症状の危険があるので、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。
食欲がなくなってしまう場合もあるので、ご飯の食いつきにも注意が必要です。
オレオは食欲がなくなることはありませんが、ストレスがたまるといたずらをしてティッシュ等を食べてしまうことがあります。

手の届かないところに置いていても、たまに元に戻すのを忘れていたり、どうやっているのかわからないのですが洗面所に侵入してゴミを漁っていたり、どこからともなく持ってきて食べていることがあります・・・勘弁してほしい・・・
見つけたときはすぐにやめさせることができますが、知らず知らずのうちにやられてしまった時はトイレの時に一緒に出てきて初めて気付きます。
体の外に出せればまだいいのですが、体の中で詰まってしまうと大変です。
ストレスで直接胃腸を悪くしてしまうこともあれば、ストレスによるいたずらが原因で胃腸に不調を起こしてしまうこともあるので、日ごろから犬のトイレ事情には注意しておきたいものです。
そして、異変が続くようであればすぐに動物病院に連れて行ってあげてください。
- トイレをしない
- 初めての場所に安心できず、トイレができなくなることもある。同じ型のトイレを使う、トイレの周りに落ち着けるものを置くなどしてあげる。
- 元気がない
- ストレスで元気がなくなることがあるが、散歩に連れて行かないのは余計にストレスがたまるため、人通りの少ないところから始めて、徐々に慣らしていく。
- よく吠える
- 吠え続けると近所迷惑になるので、原因を取り除く必要がある。大きな音を立てない、外の人が視界に入らないようにするなどがポイント。
- 吠え出したときは、名前を呼んでしばらく待たせてからおやつを与えると、待っている間に犬が落ち着くことができる。
- 胃腸の調子が悪い
- ストレスが直接胃腸を悪くする場合と、ストレスによるいたずらが原因で胃腸に不調が起こる場合がある。
- 犬のトイレ事情には日ごろから注意して、異変が続く場合は早めに動物病院を受診する。
まとめ

引越しで犬を連れていく場合は、移動方法や手続きについてだけでなく、無事に引っ越しが終わった後のストレス対策も考える必要があります。
疑問点や懸念点がある場合は、引越し前にかかりつけの動物病院に相談しておくと安心でしょう。
犬も大切な家族です。
引越しの時は犬のことも人間同様しっかり考えて準備してあげましょう。
あなたの引越し先でのワンダフルライフを応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました^^
こんにちは!おりな&オレオです!
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