先住猫がいる家庭に新たに犬を迎える場合、気になるのがペット同士のトラブルです。
二匹の相性にもよりますが、犬が先住猫に吠えたり、逆に先住猫が犬に威嚇したりと、最初のうちは仲良くできない可能性があります。
プロフィール記事でもちらっと触れていますが、もともと実家には拾った猫のぎゅうにゅうちゃんを飼っています。
今回は、先住猫に新しい犬を紹介するコツについて、うちの先住猫のぎゅうにゅうちゃんとオレオに仲良くなってもらうために私が動物病院やペットショップで聞いて試した方法をご紹介します!
でも、まずは、ぎゅうにゅうちゃんとの出会いからお話しさせてください!
Contents
先住猫ぎゅうにゅう


犬に関するブログですが、今回は特別に、我が家のアイドル、ぎゅうにゅうについてもお話ししたいと思います!
ぎゅうにゅうとの出会い
この子はある日父の車からにゃんにゃん鳴き声がするので車屋さんに見てもらったら、中から3匹の子猫が出てきたうちの一人です。
あとの二人は車屋さんがたまたま猫を飼っているとのことでそのまま引き取ってくれました。
でもなぜか、ぎゅうにゅうだけは引き取ってもらえず・・・

仕方がないので家に連れて帰り真っ黒に汚れていた体を洗うと、真っ白で耳の先だけ黒いちっこい生物に大変身!
でも、綺麗に洗ってやっとわかったのですが、ぎゅうにゅうには右の眼球がなく、右目が空洞になっていました。

車屋さんはこれに気付いたから一人だけもらってくれなかったのかな・・・
右目がないうえに、左目も白内障でほとんど見えていないようなので、私たち家族はこの子を飼っていけるか不安でした。
でも、私はこの子は絶対にうちで飼う!と思っていて、家族を説得しました。
両目が見えていなくても、猫はひげで周囲の感覚を掴むことができるので、ジャンプも遊びも全然できます。
たまに距離感を見誤ってジャンプに失敗していることもあるけれど、それはそれで可愛いし、危なくないように私たちが環境を整えてあげればいいだけです。
しかも、ぎゅうにゅうは、見えてる?と言いたくなるほど敏感で、私たち家族に対する態度を人によって変えています。(笑)
とはいえ、私も不安がなかったわけではないし、何もなければもっと安全に飼っていくことができる人を探したかもしれません。
私がそれをせず、不安がありながらも絶対に飼う!と決めたのには理由があります。
盲目のぎゅうにゅうを飼うと決めた理由

私たち家族は、ぎゅうにゅうちゃんに出会う4か月前に、14年飼っていたワンちゃんのてち君を亡くしていました。
それはあまりに突然でした。
ある日突然てちが震え出したのですが、その日は祝日で病院が開いておらず、「明日も続くようであれば病院に行こうね」と言って眠り、起きたらてちは冷たくなっていました。
てちのハウスがあるのは1階のリビングで、私たちの寝室は2階にあります。
てちは最期の時一人ぼっちで寂しかったでしょう。
それまでとても元気だったので、そんなことになるなんて全く想像もしていませんでした。
だから私たちはとても後悔し、悲しんでいたんです。
それから4か月経って夢を見ました。
私はてちと病院のような場所にいたのですが、気付いたらてちがいなくなっていて、必死で病院中を探し回りました。
そしたら、てちは見つかりました。
でも、それは確かにてちだとわかるのですが、姿形が全然違うのです。
てちはコーギーだったので体の色は茶色のはずなのに、夢の中で私の目の前にいるてちは、真っ白で耳だけ黒い何かの生き物の形をした煙のようなぼやけた姿。
私はそれがてちだと確信していたのですが、抱き寄せて、「君は誰?」と言ったところで目が覚めました。

その日の朝、家の駐車場から猫の鳴き声が聞こえるな~なんて思っていたら、夜に父がぎゅうにゅうを連れて帰ってきました。
綺麗にしたら、真っ白で耳の先が黒い変な生物。まだ生まれたばかりで猫になりきっていない不思議な姿でした。
夢で見た子だ!てちだ!と私はすぐにわかりました。
だから、どうしてもこの子を飼いたくて、両親を説得したんです。
そして、思いのほかあっさりとOKがもらえて、そこから私たち家族のニャンダフルライフが始まりました。
私が就職のため上京するまでの約半年間、ぎゅうにゅうは私にベッタリでとても懐いてくれました。

猫って人に懐くんだ~と新たな発見をしましたね。
でも、やっぱり猫なので、私が上京してしばらくしたら、実家に帰ってもぎゅうにゅうは私を警戒するように・・・
「私を捨てた人、裏切り者」とでも思われているようで悲しかったです・・・><
上京するときにぎゅうにゅうも連れていくか迷いましたが、彼女は一歩でも家から出ると泣き喚いて帰ろうとするので、ストレスで病気になってしまったら困ると思い諦めたんです。
だけど、一人暮らしで大きなストレスを抱えていた私は、ペットを飼いたいけどぎゅうにゅうは連れて行けないし、実家への帰省なども考えると、お出かけが好きな犬を飼いたいと思うようになりました。
こうしてオレオを飼うまでに至るのですが、詳細はこちらのプロフィールでご確認ください!
そんな、お家大好きぎゅうにゅうちゃんとオレオは仲良くなることができたのか?!
仲良くなってもらうために試した方法を3つご紹介します。
先住猫に犬を紹介する3つのポイント

ぎゅうにゅうには悪いとおもいながらも、私の勝手でオレオを迎えることになりました。
ですが、猫は縄張り意識が強い生き物。
いきなりやってきたオレオにどんな反応をするかわかりませんでした。
ぎゅうにゅうは柔らかくてモフモフするものが好きなので、二人で仲良くくっついて眠ったりしてくれたらいいな~なんてことを考えながらも、もしもの時のために動物病院やペットショップで先住猫への紹介の仕方を聞いて実際に試してみましたので、その内容をご紹介します。
- ペットショップや動物病院で相談する
- 少しずつ慣れさせる
- 犬を贔屓しない
それでは、一つずつ見ていきましょう!
①ペットショップや動物病院で相談する
まず重要なのは、ペットショップや動物病院で相談することです。
犬も猫も、血統や品種によって性格は違いますし、体格差によって必要な対応が変わる可能性があります。
また、特にペットショップの店員さんであれば、その個体の性格や他の子犬とどう接していたかを熟知しているでしょう。
そういった情報を参考にして、先住猫の性格も考慮しつつ、犬を迎えることをおすすめします。
私もオレオを飼うときにペットショップの店員さんに確認しました。

家に猫ちゃんがいるけど大丈夫ですか?

この子は怒ったりしないし大丈夫だと思いますよ!
ということだったので、安心してオレオを迎えることができました。
②少しづつ慣れさせる
いきなり二匹を会わせると、猫が犬に威嚇して猫パンチをしたり、逆に犬が猫を警戒して吠えたりなど、トラブルが起きてしまうことがあります。
そこで、お互いの安全のためにも、二匹の距離を置いて少しずつ慣れさせる必要があります。
特に、家に迎えた初日に犬を先住猫に会わせると、慣れない場所でいきなり初めての生き物に出会ってストレスになってしまうかもしれません。
最初は猫のいない場所で家に馴染んでもらって、次は猫の匂いのついた毛布を渡してみて、それから対面させるというように、段階を踏むと安心でしょう。
オレオも、最初はぎゅうにゅうが入ってこない和室にハウスを置いて2日くらいその中で過ごしていました。
ぎゅうにゅうも、和室に何かいることは察知していたようですが、特に威嚇などをすることはなく、普通に過ごしていました。
ぎゅうにゅうが使わなくなったおもちゃ等をオレオに渡しても、何も嫌がったりすることもなく普通に遊んでいたので、これなら大丈夫!と思い、オレオのハウスをリビングに移動しました。

ここで問題が発生><
ぎゅうにゅうがオレオを警戒して、ハウスの前を通るのをためらうようになりました。
抜き足差し足忍び足で、音もなく通り過ぎようとしています。
でも、逆にオレオはぎゅうにゅうに興味津々。
初めて対面したとき、こんな会話をしていたのでしょうか?

ちょっとあんた、何者なのよ!

おいらオレオ!よろしくね! 姉さんはなんでお外にいるの??

うるさいわね!話しかけないで!

ハウスの中と外でこんなやり取りを1週間ほど繰り返し、お互いが慣れてきたかな?と思ったタイミングでオレオを開放したのですが、遊びたいオレオと嫌がるぎゅうにゅう・・・
オレオはこれ以上近付くことが許されません・・・
これ以上近付くと、見たこともないような形相でシャーっと威嚇され、猫パンチされてしまいます・・・
オレオはまったく気にしていないようで、何度も同じことを繰り返しています。(笑)

姉さん!あそぼ~♡

こっち来るんじゃないわよ!あっち行きなさい!
二人仲良く眠ってくれたらという願いは叶わず、オレオの永遠の片思い状態です。(笑)
オレオとぎゅうにゅうが対面してすぐにオレオも私について上京してきたので、今では年に1度帰省した時に会うくらいです。
たまにしか会えないので警戒がなかなか解けないのですが、それでも帰省して数日経つと少しましになっているような気はします。
でも、ぎゅうにゅうが慣れてきた頃に私たちはまた関東に帰ってしまうので、毎回同じことの繰り返しです。><
私が実家に住んでいて、もっと長い間ぎゅうにゅうとオレオが一緒にいる時間があれば仲良くできたかもしれません・・・
私たちは失敗してしまったのですが、ペットショップの店員さんや動物病院の先生によると、猫ちゃんワンちゃんにとって適切な慣らし期間を見極めてご対面させてあげると、お互いストレスなく過ごせるとのことでした。
③犬を贔屓しない
子犬を迎えるとどうしてもそちらに目が行ってしまいますが、先住猫をなおざりにすると、猫が嫉妬する可能性があります。
犬への嫉妬心が威嚇などの行動につながることも考えられますし、それによって二匹が喧嘩をし始めたら、怪我の原因にもなってしまいます。
また、猫は犬より力が弱い傾向にあるので、万が一の時に猫が逃げられる場所の確保は必須です。
先住猫が犬に気持ちをおびやかされることなく、安心して過ごせる環境を作ることが、二匹を早く慣れさせるコツだといえるでしょう。
常にぎゅうにゅうを優先するように気を付けていたつもりでしたが、オレオがやってきてすぐの頃、ぎゅうにゅうがリビングの外で座っていたので、「どうしたの?」と声をかけると、ぎゅうにゅうの左目から涙が一滴落ちました・・・
目ヤニが多く出る子なので、そのときもたまたまタイミングよく出てきたのだとは思いますが、泣いているように見えて胸が締め付けられました。

そのあと、一旦オレオをハウスさせ、ぎゅうにゅうのお気に入りのおもちゃでたくさん遊んであげました。
オレオは自分で階段を上がっていけないので、ぎゅうにゅう用に2階にベッドを設置したり、リビングでもくつろげるよう、オレオが登れない猫タワーを新調したりしました。
そのあとは、日向ぼっこをしているとき以外は、リビングでも落ち着いて過ごしてくれるようになったので一安心です。
- ペットショップや動物病院で相談する
- 犬種による性格の違いや猫の性格により必要な対応が変わる可能性があるので、事前に確認するのがおススメ。
- 少しずつ慣れさせる
- いきなり対面させるとお互い驚いてしまいトラブルに繋がる可能性があるので、段階補踏んで慣れさせる。
- 犬を贔屓しない
- 後から来た犬を贔屓すると先住猫が嫉妬して攻撃的になる可能性があるので、犬に気持ちを脅かされずに安心して過ごせる環境を整えてあげる。
まとめ

一般に、犬同士の場合と比べて、猫と犬が仲良くなるには時間がかかるといわれています。
飼い主さんが工夫しても、お互いに威嚇し合うなどのトラブルが長い間発生しているようであれば、あらためて動物病院で相談すると解決につながる場合が多いです。
いずれにせよ、猫も犬も大事な家族の一員として、大切に可愛がってあげてくださいね。
我が家は一方的にぎゅうにゅうがオレオを警戒しているのですが、時間をかけると少し警戒が緩まるようです。
仲良くなれるのは多分まだ先ですが、お互いストレスなく過ごすことができているようなので、事前に少しずつ慣らしたり、ぎゅうにゅう優先で対応するのは一定の効果があったのだと思います。

そして、私が想像していた「一緒に眠る」とは何かが違いますが、こんな近くでお互いくつろぐことができるときもあります。
これからも二人の様子を見ながら、オレオの片思いがいつか両想いになるように応援していきたいと思います!
先住猫とワンちゃんが仲良くしてくれれば、癒し倍増でより一層のワンダフルライフになること間違いなしです!
これから新しくワンちゃんを迎えようと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。^^
こんにちは!おりな&オレオです!
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